イタリアン -Italian- 「酒飲み女の館 -Sökkvabekkr-」

報告者:臣丞 柚華莉
Reporter:Yukari Shinjyoo
場所:恵比寿
Location:Ebisu
店名:ベヴィトリーチェ
Shop Name:Bevitrice
ジャンル:イタリアン
Restaurantgenre:Italian
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【報告 -REPORT-】

お酒の神様といえば頭に思いつくのは、
ローマ神話のワインの神である、バッカス(バックス) -Bacchus- 、
すなわち、
ギリシア神話の豊穣とブドウ酒と酩酊の神、ディオニソス
-ΔΙΟΝΥΣΟ-ね。
そしてもう一人忘れてはならない、
北欧神話のアース神族の女神 サーガ -Sága-。
サーガは知識と伝承を有する女神ではあるが、
自身の館である、セックヴァベックでオーディンと共に
酒を呑み交わしていたんですって。
まぁいい生活だことw
で、何が言いたいのかったと言うと、
今回は恵比寿の路地にひっそりと佇むイタリアン「ベヴィトリーチェ」。
店の名の意は「''酒飲み女''」。
すなわち此処は、酒飲み女の館ってわけね。
地下に広がるワインセラーを見れば更に納得するわよ。
白い壁に木の柱と、シンプルな店内は居心地が良く、
どの席からでも、
オーナーシェフ堀田氏の鍋をふるう姿を眺めることができるわ。
ところで、ワインはシェフやマダムにお任せするのが良いわよ?
シェフもマダムも(シニア)ソムリエなので。
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今までに頂いたのはコチラですわ。
・パン -Pane-・
しっとりやわらかタイプのフランスパン。
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【サラダ -Insalata-】

・サラダ・
シンプルな味のサラダ。
トマトを四方に添えられており、ちょっぴりお洒落。
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【先付け -Amuse boche-】

・サーモンの温かなリゾット包み(?)・
スプーン一口の楽しみ。
サーモンに包まれているのは、温かなリゾット...ワイルドライスかしら..。
サーモンの、口に広がるふくよかな味わいに、温かなリゾットの味が合わさりが非常に面白く、満足感の高いアミューズね。

・じゃが芋とウイキョウの冷たいスープ・
アミューズに、もう一品。
ヴィシソワーズのような、濃厚な味わいで美味しいわ。
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【前菜 -Antipasti-】

・軽くスモークした秋刀魚をカポナータと一緒に・
カポナータは、イタリアでは地域ごとに特徴がある、野菜料理よ。
サラダ状であることから、ナポリのカポナータに近いものかしらね...。
それにしても、秋刀魚のカルパッチョ(軽くスモーク)の姿がとても美しい。
大抵は、一口大にカットされてしまうものだけど.....
これはまるで、秋刀魚の身の長さをそのまま堪能しているかのようね。
カルパッチョの下には、たっぷりお野菜のカポナータに、
これまた嬉しい、身が甘い帆立のカルパッチョ。
秋刀魚と帆立のどっちがメインなのかわからなくなるぐらい、量も多目ね。
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【パスタ -Pasta_Primi piatti-】

・魚介のトマトソース・
トマトの酸味と魚介類、そしてその魚介の出汁の相性は、言うまでも無く最高。

・鶏レバーのクリームソース・
レバーは臭みが無く、プリッとして旨い。
濃厚なクリームソースは、レバーの旨味にケッパーの風味や食感も加わり、
くどさを全く感じさせないわね。これは好きだわ。

・かぼちゃのチーズクリームソース・
甘味の強いかぼちゃは秋の訪れを感じさせる。
溶けたチーズ、コクのあるクリームソースとの相性は抜群。
赤玉ねぎ、パンチェッタがアクセントとなってるわね。美味しい。

・色々野菜の入った子羊のミートソース・
子羊肉ではあるが、臭みもクセもまったく感じられない。
通常のミートソースとは異なり、ピリッと辛味のあるスパイシーな仕上がりね。
またナスやトマトといった野菜もタップリと入っていて、辛味・甘味の繰り返しが癖になるわね。
・ラザニア -Lasagna-・
熱々のチーズにぺシャメルソースとラグーソース(ミートソース)の合わさりがたまらないわ。
誰もが、食べて笑顔になるパスタ料理の代表というやつね。

・生ウニとコンソメゼリーの冷たいカペリーニ
ポルチーニ茸のピュレとポロネギのクリームソース・
ベヴィトリーチェの看板料理もとい堀田シェフといえば、
この、''生ウニとコンソメゼリーの冷たいカペリーニ'' じゃないかしら。
生ウニとコンソメゼリーという組み合わせはフレンチでは、
よく見かけるけれど、冷製カペリーニという形で味わうのは、これが初めて。
海と大地の味覚の合わさり。
ウニの甘さにコンソメゼリーの旨味、ポルチーニ茸と、
ポロネギのクリームソースのアッサリクリ~ミ~な味わいの絶妙なバランスが素晴らしい!
特に、ウニの甘さの後にふわ~と優しく口を包む、ポルチーニ茸の素朴な余韻がたまらない。
なるほど、イタリアンにフレンチティストが混ざるとこうなるわけね...。
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【メインディッシュ -Secondi piatto-】

・蝦夷鹿のソテー、リンゴと赤ワインのソース・
リンゴと赤ワインという、フルーティーかつ深く濃厚な味わいのソースが、
肉の臭みを消してくれているわね。
柔らかな蝦夷鹿肉は、噛めば噛むほど野性味溢れる旨味が沸き立つわ。
ソースも美味しいわね。
付け合せにアスパラガスのソテー、じゃが芋のグラタン風。
う~ん....、凄いボリュームだわ。
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【ワイン -Vino-】

・キール / Aperitivo -Kir-・
定番のワインカクテルであり、食前酒でもある、キール。
白ワインの味わいがほとんどであるが、ほのかにカシスの甘みも感じるわね。

・-トスカーナ州 メリッジョ '06- / Wine -TOSCANA MERIGGIO '06-・
前菜に合わせて堀田シェフが選んでくれたのは、トスカーナ州のメリッジョという銘柄。
柑橘の良い香りに、スッキリとした酸味で辛口な点が特徴かしらね...。
秋刀魚の脂をほど良く流し、さらに余韻をも美味しくさせてくれる。
同時にカポナータや帆立のカルパッチョにも良く合うわ。
この組み合わせは気に入ったわね。

・-トスカーナ州 キャンティ クラシコ フォントディ '06-
Wine -TOSCANA CHANTI CLASSICO FONTODI '06-・
決してやんわりとして印象に残らない様な生易しい味では無く、果実の味を強く感じ、
そしていつまでも舌に残る余韻....。
蝦夷鹿の野性味に負けない、しかしながら旨く調和されるわね。
この組み合わせも気に入ったわ。
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【ドルチェ -Dolce-】

・(上)パンナコッタ -Panna cotta- / (下)ズッパイングレーゼ -Zuppa in glese-・
濃厚でミルキーなパンナコッタに、控えめな甘さのマロンソース(と思いますw)。
ズッパインクレーゼは、シロップで湿らせたスポンジにカスタードクリームを重ねた洋菓子。
朧豆腐のような柔らかな食感が面白いわね。
双方とも甘さ控えめで、美味しいわ。

・(左)林檎の赤ワイン煮 / (右)ズコット・
ズコットは生クリームの中に散りばめられたナッツの食感が楽しいドルチェ。
林檎の赤ワイン煮は、甘酸っぱく、大人の味。
ヴァニラアイスのまろやかな味が加わり、複雑な甘さになるわね。

・(サーヴィス) -Dolce (Service)- ティラミス・
こちらが13時過ぎの入店だとサーヴィスされるデザート。
一品に、小菓子(クッキー)が付くスタイルね。
ティラミスと言われたけど、ズコットと同様、クリームにたっぷりのナッツが加えられており、
ベヴィトリーチェオリジナルのティラミスじゃないかしら。

・(サーヴィス) -Dolce (Service)- ズッパイングレーゼ・
先にも言ったように、豆腐の様な柔らかな食感が癖になるドルチェね。

・シチリアオレンジのソルッベット、バローロ キナートをかけて・
バローロ キナートは、甘い香りに少しトロリとしたデザートワインのようなものかしらね。
爽やかな甘酸っぱさ、そして後にくる、ほんのりとした苦味。
バローロ キナートをかけることによって、香りや異なった奥深い甘みも加わり、
複雑な味わいへと姿を変えるわね。
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【カッフェ -Caffe-】

・コーヒー -Caffe-・
食後はアイスorホット珈琲/紅茶から選択する形ね。

・ハーブティーと小菓子(クッキー)・
ランチのドルチェのお皿でも見かけた、黄色の猫ちゃんと再会♪
ハーブティーを頂きながら、しばし余韻を...。
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【まとめ】
・千種以上も置いてあるという地下ワインセラー。
ワインメニューは
見ているだけでも目が回ってしまいそうね。
・ランチのパスタは、ほぼ日替わり。
13時過ぎの入店だと、
デザートがサービスされるわよ。
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